泉明石市長が市役所幹部職員に対して暴言を浴びせ、辞職願を提出した問題について。
明石市はもともと、統一地方選挙前半戦(県会議員選挙、4月7日投開票)、
後半戦(市議会議員選挙、4月21日投開票)、後半戦と同日市長選挙を控えていましたが、
泉市長の辞職に伴い、市長選挙が前倒しになり、遅くとも3月28日までに市長選挙を実施しなくてはいけないことになりました。
前倒しになった市長選挙で泉市長が立候補、再選すれば、更に統一地方選挙後半戦と同日に再び市長選挙を行わなければなりません。
立て続けの選挙にかかる費用を想像すると『もったいない』という一言に尽きます。
暴言、恫喝は許されることではありませんが、残りわずかの任期を全うし、予定通りの選挙日程で市民に信を問うという選択肢はなかったのでしょうか。
重ねて、暴言、恫喝は許されることではありませんが、明石市は『教育・子育て』に力を入れ、2018年の人口移動報告では、1921人の転入超過で兵庫県内では1位、全国では19位と『選ばれるまち』として、数字でも実績を上げていました。
個人的には中核市に移行し、中核市では全国3例目となる児童相談所を設置(2019年4月~)、市内の子どもは市で責任を持つという姿勢を示したことは素晴らしいと思っていました。
有能であっても政治家であるならば、言葉を大事にすべきと再確認する事案です。
あらゆる意味で『もったいない』と感じます。
また、暴言事案が発生したのは、2017年6月のこと。
報道されたのは2019年1月。
この期間の隔たりついて、選挙前のこの期を待っていたのか、暴言問題を公にすべきか逡巡していたのか。
当該幹部職員以外の様々な思惑が働いたのではないかと想像してしまうのは私だけでしょうか。